今澤 綾〈いまざわ あや〉
ラ・メゾンの企画広報担当として全国の生産者を取材しています。休みの日には旅行やフェス、イベントに行ったりとアクティブ派ですが、おうちでゲームもお気に入り。各地で見つけた食材を中心に発信していきます。
美味しいとまとを求めて、千葉県旭市にある"せきね農苑"を訪れました。
東京から車にゆられること約2時間。
千葉県銚子の少し手前、旭市にある"せきね農苑"へ到着!
ハウスで待っていると
トマトのような小さな赤い車に乗って颯爽と登場したのが
石播きとまとの生産者、関根さんです。
関根さんはチャレンジ精神が旺盛で、今までに様々な野菜やフルーツの栽培に挑戦されているそう。
訪問させていただいた時も、ぶどうやマンゴーの栽培の形跡も・・・!
「美味しいものは自分で作ってみたい」
この想いを胸に、
毎年いろいろと試行錯誤しながら、よりよい栽培方法を常に模索しています。
その想いの先に、「石播きとまと」が誕生しました。
関根さんが農業を始めたのは33歳の時。
その頃に、息子さんが通っている農業系の大学でトマトをもらって帰ってきたところ、そのトマトの甘さにびっくり!
そこからどうしたらこんなに甘いトマトが作れるのかを模索し始めます。
トマトの糖度を上げるためには水分量を少なくすることがポイント。
しかし、水分量を減らして育てるのは自然ではない栽培方法のため、トマト本来の旨味は失われがち。
そこでたどり着いたのが、苗を砂利で育てるという栽培方法です。
トマトの原産地であるアンデスに近い、自然の栽培方法を模して、
砂利で発芽し、カチカチに固めた土壌での生育は、ストレスに強い苗が育ちます。
発芽するまでは、砂利で育てます。
しかし土とは違って、水分量の調整が難しく、手間もかかります。
また栽培期間も、通常のトマトは発芽から50日ほどで収穫するのに対し、
石播きとまとは70日ほどかけてじっくりと育てます。
「なんでこんな面倒なことしてるのって他の農家さんに言われるよ。」
笑いながら話していた関根さん。
それでも、手間暇かけて栽培する方法を選んだ理由は
「美味しいものをたくさんの人に食べてもらいたい」
目を潤ませながら、何度もこの想いを伝えてくれました。
熱く語る関根さんからは、信念とも言える、
石播きとまとに対する想いがひしひしと伝わってきました・・・!
石播きとまとは樹上で完熟してから収穫するため、なかなか遠距離輸送には向きません。
そのため産地直送で届けてもらえる、ラ・メゾンだからこそ実現したメニューです。
石播きで育つストレスに強い苗と、こだわりの肥料、丁寧な栽培により実現する、
果肉が厚く旨味と甘みが強い石播きとまとは、食べてみればその違いがわかります。
ジューシーな食感と爽やかな旨味が特徴の豚肉"TOKYO X"を、石播きとまとをたっぷりと使った、甘みと旨味が楽しめるトマトソースで仕上げました。
他にも季節限定のメニューも多数ご用意しておりますので、
ぜひお近くのラ・メゾンまでお越しください!お待ちしております!