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商品情報
2022.07.22(2022.07.25 update)

国内にわずか1%!希少な「新富(しんとみ)ライチ」とは?

オンラインショップ限定「宮崎県産 新富ライチと完熟マンゴーのタルト」で使用している「新富ライチ」の魅力に迫ります!

そもそもライチとは

 中国南部が原産と言われ、主に亜熱帯地域で栽培されているライチ。ゴツゴツとした硬い皮の中には、半透明の白色でつるんとした果肉が現れます。独特の香りと甘さ、酸味のバランスが良く、果肉は柔らかく、果汁もたっぷりでとてもジューシーです。
 中国や台湾からの輸入品のイメージが強いライチですが、実は日本国内でも栽培されているのをご存知でしたか?
というのも、国内に流通している国産ライチはわずか1%。栽培に適した限られた環境の中、1年を通して短い期間しか収穫ができないため、なかなかお目にかかる機会がありません。
国産ライチを地域の特産品として育て上げたのが、宮崎県の新富町です。

「新富ライチ」が生まれるまで

 宮崎県の中央に位置する新富町。そこでは、希少な国産ライチの生産が行われています。平成17年、元々洋蘭の生産をしていた森 哲也さんが、お父様の栽培した国産ライチの味に感動し、本格的に国産ライチの生産と研究をスタートさせたのが始まりです。
 中国原産と言われるライチを、日本で栽培するには苦労が絶えませんでした。森さんは、同じく宮崎県の特産品として知られるマンゴーの栽培技術を応用するなど研究を重ね、10年もの年月をかけて国産ライチの栽培に成功。生産量が少ないため大変希少ではありますが、今では新富町を代表するフルーツとして、ふるさと納税の返礼品としても多くの方に愛されています。

故郷の特産品を全国に広めたい

 新富ライチを全国に広める活動をしているのが、新富町の観光省が独立した地域商社「一般財団法人こゆ地域づくり推進機構」の黒木さん。プロジェクトの一つとして「新富ライチ」のブランディングに取り組まれています。
 新富町には広大な農地がありますが、生産者の高齢化や後継者不足などにより多くの問題を抱えています。新富ライチのブランディングを進め、商品の付加価値を高めることで、生産者の所得増と地域経済の活性化、「稼いで街に再投資する」循環モデルの実現を目指しています。
 黒木さんは生まれも育ちも新富町。新富町を多くの人に知ってほしい!という熱意から、飛び込みで営業活動をすることも。その想いが伝わり、首都圏への販路も広がりつつあります。

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構 黒木さゆみさん

海外産とは別格の美味しさ

 新富ライチの美味しさの特徴は3つ。
・糖度が高く、酸味と甘みの調和がとれていること。
・肉厚でぷりっとした食感と瑞々しさ。
・ふわっと広がる上品な香り。

 採れたての国産ライチは、甘くて瑞々しく、ぷりぷりっとした食感。果皮も写真のようなピンク色をしています。
本来はフレッシュな状態でお召し上がりいただきたいのですが、今回はオンラインショップ限定タルトのためクール冷凍便でのお届けとなります。食べた時にふわっと広がる香りと甘さは格別です。

 新富ライチの収穫時期は5月下旬から7月上旬の短い期間のみ。同じ時期に、宮崎県の旬のフルーツとして親しまれている完熟マンゴーと合わせ、贅沢なタルトに仕上げました。
クリームには、ライチやマンゴーの甘味を最大限引き立たせるため、やさしい酸味のチーズ「フロマージュ・ブラン」を使用。さっぱりとした軽い味わいで、暑い夏のデザートにもぴったりです。

大粒のライチをごろっとのせた特別なタルトを、この機会にぜひご賞味ください。
※現在は販売終了しております。

廣瀬 かほり〈ひろせ かおり〉
 オンラインショップ運営など、ラ・メゾンのEC・WEBまわり担当。趣味は美味しいごはんを食べることと、お菓子作り。好きなケーキはモンブラン。オンラインショップの情報を中心に発信しています。