柳沢 茜〈やなぎさわ あかね〉
ラ・メゾンの企画広報としてイベントやSNSを担当しています。日々の投稿の他、SNSの動画作成にもチャレンジ中。 趣味は富士山を見ながらキャンプをすること。ラ・メゾンの商品や食材のこだわりをお届けします!
ラ・メゾン スタッフは美味しい食材を求め、再び福岡県を訪ねました。
3日間に及ぶ、食材探しの旅をみなさまにお届けします!
1日目はラ・メゾンでもたくさん使用する、グリーンカールといちごを育てる農家さんをめぐります。
とうもろこしや小松菜など、露地栽培されている農家さんです。
ラ・メゾンでは昨年に引き続き1月中旬〜3月で、古賀農園さんのグリーンカールを使用させていただきます。
古賀農園さんの敷地は合わせて2町分以上(1辺2km四方以上)の広大な農地で農業をされています。
今回取材にご対応いただく前の早朝に、すでに700〜800ケースのグリーンカールを刈り取った後とのことで驚きです!
古賀さまは1ケース15個のグリーンカールを1時間で250ケースも収穫されるとのこと。
また、収穫は全て手作業で行われています。
以前までは海外の方の農地研修を受け入れ、収穫などをお手伝いいただいていたそうですが、コロナウイルスの影響で来日できなかったため、収穫の人集めにも苦労されているそうです。
また、久留米市周辺は"日本三大暴れ川"と呼ばれる筑後川が通るため、水害の多い地域です。
今年も水害に見舞われ、一時はハウス内も腰のあたりまで浸水し、ハウス内で育てていた作物は全滅してしまったそう…
その後は反対に、雨が降らず乾燥に見舞われます。その時は100mもあるホースで水撒きをし、ことなきを得たそうです。
作物を育てるには、時には自然が脅威となるため、一筋縄では行きませんね。
改めて、栽培してくださる農家の皆様に感謝です。
※いちご部会…JA福岡市内でいちごを育てる方達の会
ラ・メゾンでも多く使用される、ジューシーで濃い甘みの福岡生まれのいちご「あまおう」など複数の品種のいちごを栽培されています。
あまおうは積算温度で色づき方が決まるので、花が咲いてから出荷まで今の時期だと30日ほどですが、1月〜2月は50日ほどで出荷されます。
この出荷までの期間が長ければ長いほど、熟し美味しくなるそうです。
今年の出来は順調とのことで、一安心です!
徳安さんの栽培のこだわりは、畝の内側に実ができるように苗を植え、畝の山上に身が乗るように育てること。そうすることにより日が当たりやすくなり、収穫もしやすいそう。
また、ハウスのある福岡市西区は冬の北風が強い地域なので、ハウスの骨組みを強くし、ハウス内の温度が18℃以下になるとハウスの出入り口が閉まるように設定しているそう。
徹底された管理によってきれいないちごの品質は保たれているのですね!
山中さんは「雪うさぎ」という品種の白いちごを育てて、10年目。
高台で西日が当たりにくく夕方以降気温が下がるため、赤く色づかず、真っ白ないちごになるそう。
また、気温や紫外線の影響で色に影響が出るため、UVカットされたビニールハウスで栽培されます。通常のいちごは25℃〜30℃で栽培しますが、色づきを防ぐために白いちごはさらに-3℃ほど下げた設定に。
一番難しいのは、収穫のタイミング。
種の色がヘタ際まで色づいてきたら収穫のタイミング。前半は大粒ですが、収穫後半の時期にはは小粒のものも出始めるそう。
ハウス内にはもみ殻を敷かれており、もみ殻があることにより土壌に空気が入りやすくなるので根が張りやすくなり、またクッション性もあるため栄養を蓄えやすくなるそう。
山中さんは湧き水だけで栽培、有機でも使える肥料のみ使用し、減農薬・減化学肥料にこだわりを持っています。
まだまだ希少で、美しい白いちごは、こだわりと努力の上に成り立っているのですね…
1日目から美味しい情報が盛り沢山!
こだわりの食材をみなさまにお届けするのが楽しみです♪
次回、2日目は食物の宝庫、糸島編!こうご期待!