柳沢 茜〈やなぎさわ あかね〉
ラ・メゾンの企画広報としてイベントやSNSを担当しています。日々の投稿の他、SNSの動画作成にもチャレンジ中。 趣味は富士山を見ながらキャンプをすること。ラ・メゾンの商品や食材のこだわりをお届けします!
千両なすは、1,960年代に開発された品種。
形は長卵形で濃黒紫色で光沢があり、皮が薄く果肉が柔らかいのが特徴です。
全国で栽培されるものの、岡山県備南地区で栽培される「岡山備南千両なす」は全国的にも人気の高いブランド野菜です。
スーパーなどでよく目にするのは「筑陽」という品種。
路地やハウスで栽培され、サイズは太長めで、緻密な肉質で煮物などに適しています。
千両なすはハウスでの栽培が適しているとされ、直射日光の影響を受けにくいために「筑陽」に比べやわらかな舌触りが楽しめます。
岡山県の南西部に位置する備南地区。
温暖な気候と、潮風により農業が盛んな地区です。
はじめに訪ねたのは「備南施設茄子選果場」。
こちらには毎朝農家さんが収穫した千両なすが集められます。
55年前から千両なすの生産をはじめた備南地区。
もともと干拓地だったこともあり、ミネラルが豊富な土壌ということで、なすの栽培に適していたことから栽培が始まったそう。
当初は約100名ほどが千両なすを栽培していましたが、栽培に手間がかかり難しいことからその数は徐々に減少。現在は58名の方によって栽培されています。
千両なすは、サイズや形を統一するために共同選果場に集められ、機械でサイズごとに振り分け。
機械で振り分けられたのち、人の目で最終確認をし色・艶・形を見極めます。
岡山県ではコストや手間以上に品質にこだわっているため、
その分、棚持ちもよく品質の良い食材が届くのです。
集められた茄子はピカピカと輝き、まるで小判のよう。
諸説ありますが、この光輝く見た目が名前の由来だそう。
年間17トンほどの千両なすを栽培される平山さん。
8月下旬に定植した千両なすは、1ヶ月後の9月終わりから収穫がはじまり、6月いっぱいまで収穫でされます。
収穫時期によって味は変わらないそうですが、実の色は冬場が特にきれいなんだそう。
収穫後の7月には育てた樹を全て切り、8月の定植にむけて日光による消毒などを行い圃場を整えていきます。
美しい千両なすを育てるために、「手入れはこまめに行なっている」と平山さん。
葉が多すぎると実に日光が当たらない影になる部分が生まれてしまい、実に色がつかなくなってしまうため、こまめに葉を落としたりとしているそう。
また、実への栄養が偏らないように間引きをしたり、枝の剪定をしたりと日々のメンテナンスはかかせません。
岡山県の太陽をたっぷりと浴び、大切に育てられた千両なすをラ・メゾンでぜひご賞味ください!
価格:¥1,880(税込)
販売期間:2024年12月1日〜2025年1月31日
販売店舗:ラ・メゾン アンソレイユターブル 全店
岡山県産の千両なすを一度素揚げし加熱をすることで、よりとろりととろける食感に。
国産牛肉を粗挽きにし、赤ワインで煮込んだラグーソースとホワイトソースを重ねたクリーミーなラザニアに仕立てました。
冷え込む季節にぴったりのあつあつメニューをお楽しみください。