愛媛の柑橘の生産量は年間約21万トン。100年以上の歴史とその中で育まれた技術や研究によって、国内ではダントツのシェアを占めています。メインの柑橘類は約11品種と、品種も多彩に揃います。みかんとオレンジの交配した中心に、かんきつ同士をかけあわせた新しい品種の開発も進められています。

愛媛県が育成したオリジナル品種。みずみずしく、とろんとした食感はとても美味しく、柑橘の県・愛媛が自信を持って売り出すのも納得です。糖度も高く、甘い果汁、甘く爽やかな香りが楽しめます。柑橘類の旬のピークは、主に2,3月頃。紅まどんなは他の柑橘類に先立って、12月頃に旬を迎えます。

紅まどんなは果皮が薄くてとてもデリケート。つるんとした果皮を保つためには、雨が天敵です。雨に当たるだけでも、傷がはいったり、黒ずみが出来たりしてしまいます。そのため雨に当たらないように、施設栽培を行ったり、ひとつひとつ手作業で袋かけをするなど、大切に栽培されています。